プログラム

2022年6月の土曜日のプログラム

こんにちは。

土曜日担当のやかんリーダーです。

6月の土曜日は『模型作り』です。

いきなり模型作りはかなりハードルが高いので、1週目は厚紙を使って『サイコロの展開図』を作るところから始めました。低学年に関してはものさしで決まった長さに真っすぐ線を引くことも難しく、苦戦はしていましたが、ゆっくり一工程づつ進めていくことでサイコロを組み立てることができています。高学年以上になると授業でも実施していることもあり、『サイコロの展開図』を作ることとその『長さ』を伝えるだけで作成できています。

さて2週目からは方眼紙の厚紙を使って事業所の模型を作っていきました。『縮小割合』などの細かい説明は子どもたちにはしていません。高学年に関しては、授業でやったことがあるとのことで、事業所の見取り図を見て自分でできるとのことで、わからないところがあれば質問するように声を掛けて、実施工程を様子観察していましたが、使用目的に合わせた道具の選択などもできており、全工程を自身で完遂できていました。低学年に関しては起点を決め、『上下左右に〇マス分線を引く』ように指示を出し、『ものさしを使って決まった長さの線を引く』ことを練習してもらいました。指示していくことで、次の動きが少しづつ読めてきている児童も出てきていました。

今回のプログラム内容はおそらく中学生以上であれば授業で習う可能性がある内容のプログラムになっていますが、学校の授業としては俗にいう副教科と言われる教科に分類されると思います。そんな副教科と呼ばれる教科は、『自活力』『就職時の専門知識』『感受性』『表現力』など人の人生を豊かにする為に必要な能力ではないでしょうか?

よく質問されます。

『学習支援はされていますか?』

『時間がある状況であれば宿題をするように声掛けはしますが、する、しないは当人次第で、正解・不正解は見れますが、解き方や概念に関しては学校の先生が専門として行ってくれているので、専門性に欠ける自分たちが教えることは行っていないので、『学習支援』はほとんどしていません。』

ここでいう『学習支援』とは、いったい何を指しているんでしょうか?

私は学力の向上を希望されていると思い『学習支援はほとんどしていません』とは返答していますが、私たちが子どもたちに提供しているプログラムの目的・内容は、『自分の人生を豊かにする為の学習支援』ではあります。

日本語はやっぱり難しいですね。

話が脱線してしまいましたが、今回の模型を完成させることで

『ものさしの使い方』

『決まった長さの線を引く』

『カッター・ハサミなどの刃物を正確に使う』

『平面⇔立体を想像して理解する』

『完成度の高い物作り』

を練習することができたと評価しています。細かい作業が多かったので、集中力も必要だったと思いますが、皆高い集中力で、プログラムに参加してくれていました。7月からは夏休みも入ってきますので、子どもたちの夏休みの宿題の手伝いが少しでもできる内容を考えています。

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