お知らせ

2021年度に卒業した児童

学校に行っている時に私は、感じていました。

『いつまで私は放デイ(放課後等デイサービス)にいくんだろう?』

高校生になると同級生からも放デイを利用していることを指摘され、指摘されるたびに放デイを使っていることに恥ずかしさを感じていました。私もそうでしたし、過去に放デイを利用していた同級生たちも同じで、放デイは『歌や工作、鬼ごっこなどで楽しめる小さな子が行く場所』というイメージをもっていました。そう私が16歳の10月までは…

16歳の10月体験の日

『今までで何事業所目やろ~?』新しくできた事業所の体験に来ていた私。

第一印象は、今まで行ったことのある放デイとは、全然違う別物でした。だって、元々イメージとして持っていた『子どもが楽しめる場所』と感じられる物(おもちゃやTVなど)が一切ない事務的な内装とプログラムを提供してくる管理者。

利用している子どもに『事業所で頑張ってほしいこと』と題して、計画書の説明と署名をさせてくるし、更新になると『どうやった?』と振り返りをさせられるし、できていなかったら『できてない』とはっきり言われ、でも頑張った時には『頑張ってやってたよな』と自分の努力をちゃんと見て誉められる。

今となってはこの管理者がやってくれていたことは、『普通』のことであり、私を子どもとして見るのではなく、指導者として私個人のことを指導してくれていたと理解できていますが、当時の私は『へぇ~今までの事業所とは違うなぁ』くらいだったし、人数の少ないうちだけだろうと思っていました。正直、利用人数が増えると一人一人を見れず、年齢の小さい子どもに注意がいくのが多いと思っていたし、仕方がないと思っていました。

しかし、そこの管理者は違いました。人数が増えようと関係なく、高校1年の私に『社会人』として足りない部分を容赦なく指摘し、やってみたいと言ったことに対して、できるように協力してくれました。ただし、協力してくれるのと引き換えに最後まで自分の発言に責任をもたされることになっていましたが…でも社会人になった今なら少しわかるようになってきました。

自分の選択した決断に対して、責任を取るのは自分以外にいないということです。

学生の頃は、親や先生が守ってくれていました。どこかで守ってくれることが当たり前になっていたところもあると思います。そういう私の将来に必要なことを教えてくれていた管理者が、独立してオープンした事業所がこのK-ifという事業所であり、利用していた私は強く思っています。

『もっと私の小さい頃からあってほしかった』

『低学年から利用できている子たちが羨ましい』

『自分もこんな大人になって、この仕事がしたい』

と…

社会人としては、まだまだ未熟な私ですが、嫌なことと向き合える力はつけてもらえたと思っています。

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