こんにちは。
和歌山県紀の川市で細々と活動しています。放課後等デイサービスK-if(けいふ)です。
金曜日のテーマは『お茶くみ』です。
私自身小学生の高学年頃に家庭科の授業で、実際にお茶の入れ方を学び、練習した経験があり、今回の内容を学校で習うのか中学生以上の児童に確認したところ習っていないと返答があったので、プログラムとして実行することにしました。
今のご時世コロナの感染予防の観点からあまり来客に対してお茶を入れるようなケースは少なくなり、ペットボトルでお出しするケースが増えてきているので、今後不要になる知識なのかもしれませんが、社会人として働くようになった時に『お茶を入れることができない』ということにならないようにとは思いました。
実際に練習するにあたり、急須を用意して複数のコップに均等になるように入れることを意識して子どもたちには実行してもらっていますが、子どもたちが苦戦していた内容は、①『急須の中身が見えない』②『残量がわからない』③『小分けに入れることへのわずらわしさ』④『小分けに入れる順番』でした。
順を追って説明していくと
①急須の中身が見えないことで、視覚優位の児童は、急須内の情報の取得が困難になってしまうケースです。
②残量がわからないことに関しても先述と同様の原因です。
③数回に分けて入れ等分に入れるとなると『同じ行動』を繰り返す必要が出てきます。しかし、その『同じ行動』を何度も行うことに『手間』と感じ面倒くさいと感じた結果、急須に入れたおおまかな量を記憶して、1回で入れてしまおうとする。
④小分けに入れることに抵抗はないが、『1、2、2、1、1、2』という順番でいれるところを『1、2、1、2、1、2』と錯覚してしまう。
ケースに応じて正しい手順を指摘していましたが、③に関しては『等分にお茶を入れる』という結果に違いがない事で、理解・納得が難しい児童もいました。『過程よりも結果が大事』という考えもありますが、私は『結果よりも過程が大事』であると考えています。そのことをどう伝え、学んでいってもらえるかが今後の課題になってくると思います。