こんにちは。
和歌山県紀の川市にある。放課後等デイサービスK-if(けいふ)のやかんリーダーです。
11月の土曜日のプログラムの報告をしていきたいと思います。
11月のプログラムは『豆腐作り』でした。
以前土曜日の利用をしている児童より、『大豆から豆腐を作るプログラムはどう?』という提案がありました。もともと豆腐を手作りすることは、試案していたので、これに乗らない手はないと思い実行してみました。
では、皆さんは豆腐の作り方をご存じでしょうか?
『大豆を煮たやつににがりを入れる?』
くらいの認識ではないですか?
私自身はそれくらいの認識でした。
しかし、今回のプログラムを実施するにあたり、豆腐の作り方を調べていくと
①乾燥大豆を17~18時間浸水させる。
えっ?17~18時間浸水させる?
いやっ一日のマックス利用時間は7時間ですよ?前日仕込み?いやいや金曜と土曜の両方を利用している子どもほとんどいませんよ?
最初の工程で確信しました。この内容の企画を最初から子どもたちに実践してもらうことは無理だと。。。
以降の工程だけなら実施は可能でしたが、毎週大豆の浸水をするのはちょっと大変といいますか。。。正直面倒です。日頃子どもたちには面倒と言わないように指導していますが、子どもたちが経験出来ない上にコスパが悪すぎて、大豆から作る必要性を見付けることができませんでした。
なので、今回は『豆乳から豆腐を作る』のみになっています。
調べてみて分かったのは、無調整豆乳であっても豆腐を作るのに必要な大豆成分の含有量が、商品ごとに違うこと。また、豆腐を作るのに必要なにがりも商品によって、その濃度が変わり、必要な分量が変わってくること。
結果 毎週トライ&エラーで正解の分量を導いていくこと になりました。
地道な失敗を重ねながら最終週には、『おぼろ豆腐』程度の硬さは最低限作ることができるようになりました。
調理前に無調整豆乳と調整豆乳、にがりをそれぞれで味見をしてもらっており、子どもたちにとっては全てが、『不味い』に分類される味ではあったようですが、『調理』することで、『美味しい』に分類される味に『変化』することを実感してもらっており、『苦手な材料であっても調理によって昇華させることができる』ことを伝えることができました。